フランス全土で暴動デモ発生 なぜなのかを分かりやすく解説

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今現在フランスで大変な事態になっています。
フランス全土でデモ、暴動が発生!なぜ暴動が発生してしまったのかについて
分かりやすく解説します。

なぜフランス全土で暴動デモが発生したのか

実はフランスはデモが頻繁に起こります。
今年1月は年金制度を巡ってのデモやストライキ、2018年では黄色いベスト運動などが有名でしょうか。

そんなデモで人々が不満を政府に投げかけている中、
2023年6月27日にフランス全土で暴動が発生するきっかけとなった事件が起こります
フランスのナンテールという場所で北アフリカ系のナイルさんという17歳の少年が運転中に警察の停止命令に従わなかったとして射殺されてしまいました。
これが今回の前代未聞の事態に発生しています。
当時警察は運転を停めてナイルさんに事情聴取しているところをナイルさんが急に発進してひかれそうになったと証言してましたが、
その様子を撮影した映像があり、それがSNSで拡散されました。
拡散された動画は、警察官の証言とは異なっており、動画では警察官は銃を構え車の窓越しにいて、
動き出した車に轢かれるひかれるというよりは逃げられるという感じでした。
そして車が動いた瞬間に至近距離から警察官が銃で発砲しナイルさんは亡くなりました。
ナイルさんの母親が息子を偲ぶために平和的にデモに参加するように呼びかけ、
フランスの現大統領のマクロン大統領も『10代の少年が殺害されたことは説明がつかないし、命が奪われるのは決して正当化されず許されることではない。』
と発言しつつ国民にあくまでも冷静に行動するようにと言いました。
しかしすぐに暴徒化に発展します。

フランスデモ暴動の現状

放火が相次ぎ、車が爆発炎上したりお店が破壊されたり来年のパラリンピックの会場が炎上したりという事態に陥っています。
それが7月に入ってもずっと続いており、7月2日にはパリ郊外の市長の家に車が突っ込み、
その車に火がつけられて逃げようとした市長の奥さんや子供が怪我をしてしまったなんていう情報も出ています。

そこでフランス政府は4万5000人の警察官を展開しデモ参加者の一部を拘束。
6月30日は1000人以上、7月1日には700人以上の逮捕者がでています。さらに今後も逮捕者の増加は必至です。
今回のデモで身柄を拘束した917人余りのうち3分の1が未成年で平均年齢が17歳だったということで、
SNSの拡散にスナップチャットやTikTokなど比較的若い人が使われているアプリでの拡散がこういった状況になっています。

2017年の銃の法改正がきっかけ?

ただ今回の警察官の銃の発砲は、2017年に法改正で警察官が銃を使用できるケースが増えたのも要因の一つと言われいます。
というのも、2017年に法律が改正されてから警察官が車に発砲するケースというのが増えていて、米ロイター通信によると、
2017年以降の発砲事案で銃で撃たれている犠牲者の大半がアフリカ系やアラブ系の人だといわれています。
イギリスの公共放送BBCによると2023年にフランスで車で検問を受けて停止を要請されて射殺されたケースというのは今回が2人目。
2022年の去年は同様の死者が13人に上っており、その中には19歳の男性が射殺されその人はギニア人のアフリカの男性だったということが明らかになっています。

人種差別が原因?

そして大事なポイントで、今回の事件が起こった地域はいわゆる貧困層や移民が多く住む地域で起きています。
警察官の銃を撃った行動の背景にアフリカ系だったりアラブ系だったり移民貧困層に対する人種差別だったりと
差別の意識があったんじゃないかということが市民の怒りの引き金になって いる可能性が高いというふうに見ることができます。
今回きっかけになったのはその北アフリカ系の青年がスピード違反をしたという理由で、
警察官が射殺をするという極端な手段を取ったことに対する反発が非常に高まったことと、
即座に警察と国がですね謝罪をしなかったことが火に油を注いだ状態になり、
警察に対する反発ないし高権力に対する反発が強くなったこと、
また今回移民系の人たちが非常に多く住む地域で、
元々の根っこにあるのは差別されているという意識や社会的な格差がいろいろ折り重なった結果、
今回の青年の射殺をきっかけにそれがキレたという状況なのが現状だと考えられます。

おもち
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デモ事態は悪くないむしろ与えられた権利、しかし暴力で解決するのはよくない。
一方、その根っこには人種差別や貧困の格差や地域だったから今回起こったとも考えられる。
また政府に不安や不満があったのも含め色々重なった結果このような事態に発展し、今も続いている現状。
なんとか早期に解決してこれ以上傷つく人が現れないことを願うばかりです。
今回動画が気になる方や、この記事が本当なのかは自分なりに調べてみてください。
自分で判断して考えることも重要だと思います。
ここまで読んでくれた方に感謝です。では

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