イスラム教の基礎知識と魅力を学ぶブログ【初心者向け】

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イスラム教とは

ども!SANFest会長こと『おもち』です。
世界一周をして色んな景色や食べ物や人を見て来たけど、
日本と違い世界では何かしら宗教を信仰し文化として根付いている国が多く、
宗教を知ることでその国の文化や教養・人の歴史や考え方が分かると思い、
自分なりに勉強してみたらこれがハイパー面白かったので、
今回分かりやすくかつそれでいて中立な立場で徒然なるままに書き散らしていきたいと思います。
今回はイスラム教について徒然なるままに書き散らしていきます。

イスラム教とは

おもち
おもち

イスラム教徒は世界三大宗教の一つで世界中で16億人から信仰されているモンスター宗教である

一方でイスラム過激派組織とかIS(イスラム国)とかテロ組織が生まれてしまってます。
なぜ多くの人に信仰されているのか?なぜ過激派組織が出てくるのかを歴史を振り返りながら今から語ります。

イスラム教の誕生は今から約1500年前でムハンマドいう男性がイスラム教を開祖しました。
ムハンマドはサウジアラビアのメッカ生まれの裕福な家庭で育った貿易商人でした。
そんなムハンマドの地域は、ほとんどが砂漠で食べ物や水不足が原因で部族同士の争いがあり
ムハンマドは直接争いには関わってないけど、『部族同士での争いなんてやめてみんな仲良くしたらいいのに』と日々思い悩んでいました。
悩みすぎて洞窟に籠りこの悩みについて瞑想を行っていると、突然大天使ガブリエルが現れ、

ガブリエル
ガブリエル

神様から預かった文字を頭に浮かべるから読み上げなさい!

と言いました。
字が読み書きできなかったムハンマドですが、口から言葉を放つとすらすらと言葉がでてきて
『私は全ての人間を創造した神です。これから人間を助けていきます。』と神様の言葉を読み上げることができました。

ガブリエル
ガブリエル

ナイス読み上げ!ではそれを他の人に広めまくってね!よろしく~♪

と言い、ムハンマドを馬に乗せ馬から羽が生えペガサス的になり空を飛んで神様のところに連れて行きました。
到着し神様はムハンマドに

アッラー
アッラー

私は人間を救いたいのじゃ!死んだ人は私のところにきて
良いことした人は天国へ、悪いことした人は地獄へと
私が割り振るけどそのこと人間は知らぬから、
こんなことしたら天国に行けるよリストまとめといたから
それを人間に伝えてくれ!多分みんな天国行きたいからこれで悪いこと
しなくなるやろうし頼んじゃぞ!

と言いました。
これを聞いたムハンマドは確かにこの教えを伝えればみんな幸せになるかもと思い、一人でも多くの人に伝えていくことを決め、
預かった言葉を伝える者=預言者となりました。
こうして神様の言葉をみんなで守るというイスラム教がはじまりました。

おもち
おもち

ん?馬が飛んで神様に会うとか非現実的なんイナメナイって思うかもですが、
これがイスラム教の聖典と言われている『コーラン』に書かれています。
コーランはムハンマドの言った言葉が書かれている本で、イスラム教徒はこの
コーランを信じているのです。

貿易商人をしていたムハンマドはヨーロッパに行ったりしてユダヤ教やキリスト教について詳しかったこともあり
コーランはユダヤ教やキリスト教の影響をかなり受けています。
キリスト教にも大天使ガブリエルが出てきます。ユダヤ教が誕生しユダヤ人のイエスが考えに疑問をもちキリスト教を開き、キリスト教の影響を受けたムハンマドのイスラム教と、
実はユダヤ教・キリスト教・イスラム教は時代を経て兄弟関係みたいな感じなのです。
ユダヤ教の神はヤハウェキリスト教の神はゴッドイスラム教の神はアッラー
ユダヤ教は旧約聖書キリスト教は新約聖書イスラム教はコーラン
モーセは3宗教とも預言者
イエスユダヤ教では信者キリスト教では神の子かつ救世主イスラム教では預言者
ムハンマドはイスラム教では最後の預言者
それぞれ三大一神教で、共通の神様と聖地が同じとなっています。繋がりが見えてきて面白いですよね。
イスラム教はモーセもイエスも預言者ですがその上でイスラム教を開祖したムハンマドのことを最後の預言者としているのです。
何はともあれムハンマドは神の言葉を人々に伝えていきましたが、なかなか信じてくれませんでした。
それでも諦めないムハンマドでしたが、徐々にやべーやつと認定され部族にメッカから追い出されしまいました。
その時たまたまムハンマドの熱心な布教姿をみていたメディナという所から来ていた人たちが、声をかけ、
メディナでは長く部族同士の争いが続き困っているという話をし、すかさずムハンマドはメディナに行き神の言葉で仲介しました。
するとメディナではイスラム教の教えがバッチりハマり、争っていた部族の人はみんなイスラム教に入信しました。
するとなんとここでムハンマドはメディナのイスラム教の人たちを従え故郷のメッカを征服しに行ったのです。

争いごと嫌や言うてたのにと思うかもですが、ムハンマドとしてはイスラム教の教えをやはり故郷にも広げた方が
最終的には幸せになる人が増えるはずだと考えたのです。
そしてムハンマドは故郷メッカで勝利します。(バドルの戦い)
こうなるとムハンマドはイケイケGOGOになります。
イスラム教を布教するためとムハンマドは他の都市まで次々と征服しイスラム教が世界中で拡大していきました。
拡大だけだと反感をかうと思い、イスラム教に入ると税金とか免除しまっせと政策を立て、税金免除ならイスラム教入るかとどんどん入信者が増えていきました。
このように初期のイスラム教は現地で教えを伝えていくとかではなく武力でイスラム教を広めていっていたのです。

おもち
おもち

争い・ダメ・ゼッタイとか思ってたのに自分がリベンジ合戦したり
征服したりしとるやないかーい!
武力でイスラム教広めるとかこんなやり方でなんで世界的な宗教になったんだ?

イスラム教の教えでは神の言うことを守れば来世で天国に行けるというのがありますが、
イスラム教における天国とは、肉も果物も好きなものを好きなだけ食べることができお酒も飲めるし世話は美男美女が全部してくれるしムフフもし放題
というようにすべての欲が満たせるのが天国と定義されているのです。
反対に地獄は熱風や火炎を浴びたり熱湯を飲まされたりと熱すぎるところに行くことになるとされています。
死後地獄に行きたくなければ神様の教えを守ろうとなるのです。
ところでその神様のルールとは何か?

  • 毎回5回神様の言うことを聞きますとお祈りしましょう
  • 豚肉食べたらあかん
  • 酒飲んだらあかん
  • 女性は家族以外に男性に顔や髪の毛や肌見せたらあかん
  • 1年のうち1カ月間は日の出ている間は食べ物を食べたらあかん(ラマダン)

などがあります。
天国に行きたいから神様のルールを守るというシンプルな構造ですが、現代の価値観とは合わないものが多々あります。
女は家にいるもので言うこと聞かんかったらぶっ叩いてOKとか
不倫したら死刑とかやり過ぎ感イナメナイこともあるのです。

おもち
おもち

そんなやばい考えの人が世界中に16億人もいるだと!?と思いきや、
実はイスラム教は国によってゆるさが異なり、
神様の教えを厳格に守る派
時代に合わせて変えていく派に分かれています。
厳しさ代表がサウジアラビアで、ゆるさ代表がトルコです。
アフガニスタンのようにどっちでいくか内戦状態になっている国もあります。

ゆるめでいきたいアフガニスタン政府と厳格なイスラム教を取り戻したいイスラム教原理主義者との間で争いが現在まで行われています。
では過激派などはなぜ誕生するのでしょうか?
それはイスラム教の教えに戦いに挑んでくるものがいたら堂々とこれを迎え撃ちなさいという教えがあるからです。
中東には石油が豊富にありこれを欧米が欲しくて近づいてくるのですが、
イスラム教徒の中には欧米は石油目当てに近づいて脅かしてくる侵略者だから堂々と迎え撃たなければならないと拡大解釈するイスラム教徒もいるのです。
それがイスラム過激派組織です。このイスラム過激派組織が様々な争いやテロを起こしているのです。
イスラム教の教えを守るために戦うことを『ジハード(聖戦)』と言い、
ジハードで死んだ人は100%天国に行けるとコーランには記述されています。
なのでイスラム過激派組織の人は死ぬことを全く恐れておらずむしろ死ねば天国行き確定なので戦いで喜んで死んでいくのです。アメリカ同時多発テロで飛行機に突っ込んだのもイスラム過激派でした。
こうして最高な天国にいくために地獄のような攻撃を仕掛けてくるテロリストが生まれてしまうのです。
ですがそれはほんの一握りだということを忘れてはいけません。
多少男尊女卑はイナメナイですが、ほとんどは現実世界と折り合いをつけて穏やかに暮らしているのが現状です。

そんなイスラム教はスンナ派とシーア派に大きく分かれています。
イスラム教はムハンマドがトップだったのですが、ムハンマドの死後に次のトップは誰にするか問題が出てきました。
そして、ムハンマドの義理のお父さんを後継者すべき派と、
ムハンマドの従兄弟(いとこ)を後継者にすべき派に意見が割れました。
義理パパがアブー・バクルで、いとこがアリーで、話し合いの結果義理パパが後継者になることに決まりました。
年齢が決め手で義理パパが59歳でアリーが30歳で、イスラム教では年長の男性を敬う文化が根強く
基本的に若い人は年配の言うことをよく聞くのだ!という考えでした。
しかしアリー派はムハンマドの血筋を大切にすべきだという考えで、
義理パパはムハンマドと直接的な血の繋がりはなく、いとこのアリーはムハンマドと同じ血筋に当たるので、アリー派はアリーの方が後継者にふさわしいと考えていました。
義理パパ死後も後継者誰にするかとなりつつもなんやかんやうまくいってたけど、3代目後継者が曲者でした。
3代目はムハンマドの娘の夫だったのですが、この娘パパが自分の親族ばかり優遇するようなことばかりしていたので、
一部のイスラム教徒からはめちゃ嫌われていました。そして反対派のイスラム教徒によって暗殺されてしまいます。
そしてまた後継者誰か話し合いがはじまりその結果、3代目と同じ一族の男性ムアーウィヤとアリーが出てきます。
また身内びいきのやつをトップにするのはあかんやろ!ということでついにアリーが4代目になりました。
アリー派50歳くらいになっていたので年齢的にも問題なしです!
アリー派は喜びましたが敗れたムアーウィヤがアリーは認めぬ!と言ってアリーに対して戦争を仕掛けてきました。
アリーが優勢になりムアーウィヤは休戦を申し出てアリーはそれを受け入れましたが、アリー派の一部はいやいや休戦なんてぬるいこと言わず死ぬまで戦うべきやと主張しだしました。
アリー派の中にアリーに納得いかない過激派がでてきたのです。そしてその過激派がなんとアリーを暗殺してしまうのです。
4代目のアリーが死んだので次の後継者を決めなければなりません。
ここでまたムアーウィヤが登場しますが、他に対立候補がいなかったのでムアーウィヤが後継者となります。
しかしアリー派の人は当然納得しません。アリーと戦争したやつがイスラム教の指導者なんてあり得ないし、
もともと血筋を大事にしているのでムハンマドの血を引くべきものでないといけないと主張しています。
血筋のないのはイスラム教ではない、俺たちこそが正しいイスラム教だと宣言して、アリー派はイスラム教から離脱しました。
こうしてできたのが『シーア派』という派閥です。アラビア語でシーアとは派閥という意味です。
もともとの主流派には呼び名がなかったのですが、イスラム教の慣習をしっかり守る人々ということで、
アラビア語で慣習はスンナ、スンナに従う人という意味でスンニと呼ばれるようになりました。
こうして主流である『スンニ』派閥の『シーア』とイスラム教は大きく二つに分かれるようになりました。
信者数的には9対1くらいの割合でスンニ派が多数です。
血筋を大事にするシーア派ですが実は200年前1800年頃にはアリーの血筋は途絶えているのです。
血筋が途絶えたのでシーア派はどうしたのかというと12代目のギリギリアリーの血筋の後継者について、失踪して行方不明になった。
死んだわけではなく神に隠され今もどこかで生きていて必ず私たちの前に復活して現れる日が来るという解釈がなされています。この解釈で今現在アリーの血筋じゃないひとはあくまでも代理としてトップになっているという風にしています。
一方スンニ派は亡くなるたびに後継者を決めるだけでいいのですが、
そもそも後継者を選ぶ必要がないと1922年に後継者を廃止しました。
なので現在はスンニ派とシーア派というのが残っているだけです。
もともとムハンマドも神様ではなく、神の言葉を預かって伝える者という預言者でした。
つまり神様の教え自体は変わるわけではないということです。

イスラム教は唯一の神『アッラー』を信じ、
預言者はムハンマドさんで、最後の預言者とされ、
聖典は『コーラン』で、
信者数は2023年で約16億人いるとされていて、
天国ウハウハやけど、ジハードで死んだら天国確定やから
喜んで戦うぜ!と好戦的な考えもあり、やりすぎ感もイナメナイ
国によってゆるさが違ったりまだもめてたりするんだな!

他の宗教についても徒然なるままに書き散らしているので、興味のある方や今回の話が面白かった方はぜひ読んでみてください。
個人的にはユダヤ教→キリスト教→イスラム教→ヒンドゥー教→仏教の順番で読むと読みやすく結びつきやすいと思います。

ではまた!

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